エソワンGP2015

花冷えというには冷たすぎる日が続いた2015年4月の上旬。来る日も来る日も雨ばかり。そんな中、大会当日の12日は太陽が顔をのぞかせてくれた。ことしの宇宙一のエソアングラーを決めるエソワンGP2015の開幕である。

たった17人からスタートしたエソワンは5回目となる今回、150人にまで増加。今大会は『四季の釣り』などでおなじみの伊丹章さんをMCに招き、ご当地(美浜町)のゆるキャラ「まつりん」も開会式に応援に駆け付けてくれるなど、節目の年にふさわしい幕開けとなった。

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例年通り、実行委員長・ひろの開会のあいさつ、副実行委員長・青山雄史のルール説明に続き、記念撮影。エソワンGP実行委紅一点・つなの号令で競技スタートとなった。

それぞれが思い思いの作戦を立て、見定めていたポイントに向かう。エソを狙うもの、はたまた他魚を狙うもの、中には宇宙一の称号を手に取るためにプラクティスを重ねた猛者もいたと聞く。

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締め切りの正午を待たずして、次々とアングラーたちが煙樹ヶ浜キャンプ場近くの本部席に集まってくる。

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大会初の青物を手にしたもの、さらにはシーバスなど、かつてないほど他魚の部が盛り上がった大会でもあった。

では他魚の部から結果発表。

この日は5本の青物が持ち込まれ、その大接戦を制し、1位の輝いたのは

もりたくさん

メジロ2989g!

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なんと2位のスズキとわずか6gという、僅差での勝利だった。

◇         ◇

本命であるエソの部については、決して昨年のように好調というわけではなかった。場所によりムラがあるだけでなく、釣れている場所でも食い渋りがあったようだ。もしかするとずっと降り続いた雨により水温が低下していたからかもしれない。

そんな状況で本命をゲットし、ウェイインした人は150人中41人。

約27%の人がエソに出会えたという計算だ。

うちリミットメイク達成者は8人。これはエソを釣った人の約20%にあたる。

総漁獲エソ匹数は94匹

重量にして33,125g

1匹の平均は352gだ。

 

エソワンGP上位入賞となる一つの指標“ 2000g”を突破したのは2人のみ。

以上のデータは全て昨年比を下回るものとなった。

そんなタフコンディションの大会を制し、

栄えあるエソワンGP2015、150人の頂点に輝いたのは、

総重量2214g

エントリー№112

雲涛煙浪さん!

 

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2位に約200g差をつけての堂々の優勝である。地元は和歌山県日高郡日高町のベテランアングラーだ。2013、2014を連覇したレジェンドましゃんを止めたこの雲涛煙浪さんは、ましゃんさんの古くからの友人。これで3年連続で地元勢が栄冠を手にしたことになる。

実は予兆はあった。昨年は「たくちゃん」の登録名だった雲涛煙浪さん。4匹で19位と振るわなかったのだが、「たくちゃん」の下位にはリミットの5匹をそろえたアングラーが5人もいたのだ。つまり、大物のエソを狙って釣るという実力はこの時にすでに垣間見えていたといえる。

「俺でいいのか?」とはにかみながら無骨に語る新チャンピオン。やはりエソの聖地「衣奈漁港」での釣果であった。雲涛煙浪さんは親子そろっての参加であり、息子に大きな親父の背中を見せることができたであろう。

結果発表!

【エソの部】

優勝 雲涛煙浪  5匹 2214g
2位 川原潤    5匹 2015g
3位 あたり     5匹 1912g
4位 しろひげ   5匹 1861g

【他魚の部】

優勝 モリタク   メジロ 2989g
2位 とんだ    スズキ 2983g
3位 mack06   メジロ 2939g
4位 うみぎつね メジロ 2855g

【ジュニア部門】(新設)

優勝 SORA     2匹 583g

【レディース部門】

優勝 釣りポニョリスト 5匹 1491g

【ファーストフィッシュ賞】

しろひげ

【珍魚賞】

たむたむ   オニオコゼ

いけちゃん  ワニゴチ

SGちゃん   シマフグ

エソの部、他魚の部の全成績は、公式HPの2015リザルトにて公開中。

総評

まずは参加者の皆さま、そして過去最高数となったスポンサーの企業・団体さま、心よりお礼を申し上げます。何より素人集団の運営ゆえ、皆さまのサポートによりこの大会を運営できていることに感謝しております。今大会は150人という過去最多の参加があり、特徴としましては、本命となるエソの部はタフコンディションだったものの、他魚の部が例年になく盛り上がったことが上げられます。大会初の青物が5本も、そして同じく大会初のシーバスが1本が持ち込まれ、残念ながらバラしてしまったようですが、60cm超のマダイ、70cm超のヒラスズキがヒットしたいう話もうかがっております。

第5回という節目の年となったエソワンGP2015。SNSのオフ会としてスタートした17人からすると、想像だにできないほどの大人数となりました。前回の総評でも述べさせていただいた通り、このエソワンGPという大会、仲間同士の交流の場という役目を果たしてオープントーナメント化し、さまざまな価値観を持つアングラーが集う場となりました。真剣にエソを狙うもの、日高の海という豊かな舞台で他魚の部を狙うもの、はたまた釣り竿は一切振らず、バーベキューにいそしんだり写真撮影を楽しむもの。エソワンは人それぞれの楽しみ方があるレクリエーションという、稀有な存在であるということです。

実行委員をやらせていただきながら毎回思うことは、「参加したいなぁ」ということ。「自分ならこうしたタックルでこういう戦略で楽しみたい」。そんなことを考えていたわワクワクしてきます。大人になってもワクワクできるそんな大会、2015年も皆さんの笑顔が印象的でした。笑顔といえば、今大会は初めてMCに伊丹章さんをお招きして大会を盛り上げていただきました。素晴らしい進行で会場には常に笑顔があふれ、エソワンも一気に本格的な「イベント」になったと思います。ご当地ゆるキャラの「まつりん」も駆け付けてくれましたしね。

さて、今年はこんな話を聞きました。毎年恒例となっているプレゼント交換会なのですが、そこで大阪と岐阜からのアングラーさんが友達になれたとのこと。エソワンは同じ趣味を持つ者同士が出会える場。それは規模が大きくなったとは言え第1回大会から続いているいい伝統だと思います。来年はどんな出会いがあるのでしょうか。SNSではないリアルな出会い。それは人生の宝物になりえるものでしょう。では皆さん、またお会いできる日を楽しみにしております。

エソワンGP実行委員長 ひろ

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