エソワンGP2016

桜流しというには、少し度が過ぎないか。エソワンGP2016当日を3日後に控えた4月7日。日本列島は大荒れの天候となった。本部会場となる煙樹ヶ浜南端に注ぐ日高川は上流の椿山ダムが放流したことで濁流となり、それが呼び水となって他魚の部を盛り上げてくれた。

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ことしのエソワンGPは過去最高となる168人(申し込みは176人)の参加者を数えた。第1回大会が17人でのスタートだったため、5年越しで10倍の参加人数となった。もちろん、「みんな、よほどエソが好きなんだなぁ」ということではない。しかし、エソの大会だからこそ、この人数が集まったとも言える。

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昨年に引き続き、MCは『四季の釣り』でおなじみの伊丹章さんが担当。例年通り、実行委員長・ひろの開会のあいさつ、副実行委員長・青山雄史のルール説明に続き、記念撮影。エソワンGP実行委紅一点・つなの号令で競技スタートとなった。

正直、朝イチのスタート直後は、第2回大会を除いて、過去に例を見ないほど悪い滑り出しとなった。毎年優勝者を輩出し、“エソの聖地”とも言われる衣奈漁港ですら、本調子ではなかったようだ。

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しかし、そんな実行委員たちの心配をよそに、締め切りの正午を待たずして、次々とエソを持ったアングラーが煙樹ヶ浜キャンプ場近くの本部席に集まってくる。

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そして冒頭で述べたよう、日高川の濁りの恩恵により、シーバス、青物も持ち込まれた。そんなウェイインの様子をうれしそうに眺める人の中には、一度もロッドを握ることなく仲間との再会に花を咲かせたグループもいた。

宇宙一の称号を手にするも良し。

和歌山の海で他魚の豪快なファイトを楽しむも良し。

はたまた、仲間同士の会話に花を咲かせるだけでも良し。

花が散っても春はこれから。

それぞれがエソワンGPであり、独自の楽しみである。

 

それでは結果発表。

 

まずは他魚の部から。

 

この日は2本の青物、そして2本のシーバスが持ち込まれ、接戦を制し、1位の輝いたのは

てっちゃんさん !

メジロ3482g!

 

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地元日高地方でオールラウンドに釣りを楽しむアングラー。地元を知り尽くしての勝利か。

◇         ◇

続いてエソの部

 

エソの部については、先述した通り、出だしこそは悪かったものの、見事本命魚をゲットし、ウェイインした人は168人中47人。昨年を上回る数字だった。

約29%の人がエソに出会えたという計算だ。

うちリミットメイク達成者は9人。昨年を1人上回った。

 

総漁獲エソ匹数は112匹(昨年対比18匹増)

 

重量にして40,087g(昨年対比6,962g増)

 

1匹の平均は358gだ。

 

宇宙一の称号を手にするための一つの壁といえる“2000g”を突破したのは2人のみ。

これは昨年同様の数字。王者になれる資質を備えた猛者である。

 

それでは発表します。

 

栄えあるエソワンGP2016、170人の頂点に輝いたのは、

 

 

総重量2122g

 

エントリー№4

 

emotion隊長さん!

 

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エソワンを愛するがゆえ、エソ仮面に変身しての出場。「eso1」と、いくつも書かれた仮面の下の素顔は知る人もいないとか。ちなみに2 位に87g差をつけての優勝である。emotion隊長さんは名前の通り、和歌山県有田地方を拠点に活動しているライトゲームのチームemotionの代表で、和歌山勢からの優勝はこれで4年連続。細かく刻むと、有田地方からの入賞は初となる。朝イチは聖地衣奈漁港に入ったのだが、思うような結果が出ず、ホームグラウンドの有田地方に移動。その決断が奏功した形だ。やはり頼みの綱は育ててくれたホームということか。昨年晩秋には男の子も誕生したemotion隊長。子宝に続き、宇宙一の称号をゲットし、ますます活躍が期待できる1年になりそうだ。

 

結果発表!

 

【エソの部】

優勝 emotion隊長      5匹 2122g
2位 とみおっち     5匹 2035g
3位 あたり       5匹 1992g

 

【他魚の部】

優勝 てっちゃん   メジロ 3482g
2位 うみぎつね   メジロ 3458g
3位 けいやん     シーバス 2838g

 

【ジュニア部門】

優勝 SORA(2年連続)   1匹 309g

 

【レディース部門】

優勝 かおり(2年連続) 5匹 1539g

 

【ブルーランナー賞】

ゆーすけ   サバ  11g

 

エソの部、他魚の部の全成績は、公式HPの2015リザルトにて公開中!

 

総評

まずは参加者の皆さま、そして過去最高数となったスポンサーの企業・団体さま、心よりお礼を申し上げます。何より素人集団の運営ゆえ、不手際も多数あったと思いますが、皆さまのサポートによりこの大会を運営できていることに感謝しております。

まず最初に、参加者の皆さまに謝っておかねばなりません。実は大会を前にして、実行委員5人でエソの調査に向かったのですが、この時は全員がアタリすらなく撃沈。大会当日もスタート直後は、あまり釣れていない様子で、「ことしはほとんど釣れないのでは…」と心配していました。ところが蓋を開けてみると、総匹数、総重量、リミットメイク達成者数など、全てにおいて昨年を上回る釣果になりました。参加者さまの底力、そしてあきらめない心、あなどっていました。申し訳ございませんでした。

また、他魚の部も、メジロが2本、シーバスが2本釣れたのをはじめ、サゴシが3本、その他、ソゲ、ガシラ、サバ等々、、これらの魚も大会に花を添えてくれました。そして参加者さまではないのですが、河口では大型ヒラスズキや、衣奈では大きなヒラメの釣果も確認できました。和歌山の海はまだまだ、魅力にあふれていますね。

エソワンGP2016。5年前にSNSのオフ会としてスタートした17人からすると、およそ10倍の参加者数になりました。毎回、この総評でも述べさせていただいている通り、このエソワンGPという大会、仲間同士の交流の場という役目を果たしてオープントーナメント化し、さまざまな価値観を持つアングラーが集う場となりました。真剣にエソを狙うもの、和歌山の海という豊かな舞台で他魚の部を狙うもの、はたまた釣り竿は一切振らず、バーベキューにいそしんだり写真撮影を楽しむもの。エソワンは人それぞれの楽しみ方があるレクリエーションという、稀有な存在であるということです。

さて最後に、今年も伊丹さんにMCをお願いしたところ、伊丹さんから「エソワンは、参加者さまの笑顔がすてきな大会という印象」というお言葉をいただきました。実行委員として、一番の褒め言葉だと感動しました。本当にうれしい一言であり、「エソワンをやっててよかった」と心から思えました。そんな伊丹さん、大会後にひと言。「来年も予定を空けて待ってますね」。伊丹さんもこの大会を楽しみにしてくれているのかな? では皆さん、またお会いできる日を楽しみにしております。

エソワンGP実行委員長 ひろ

 

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